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女三人で山奥の一軒家借りて住んでた者 その2

僕らの知らない生活をする人たち 60人目
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1355317189/


これまでの話:女三人で山奥の一軒家借りて住んでた者

606 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 01:01:17.80 ID:r7DU/zr7

文章が巧いよね。
自分は姉さんBが封印したタンスの中身が知りたい。

それにしてもテレホーダイとかガソリン80円台とか、懐かしいな。w




607 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 02:48:24.62 ID:TY7/GJah [1/2]

当時で、築何年くらいだったんですか?
古い木造を想像していたけど(それこそトトロの家)もう少し新しそうですね
でも床が抜けるなんて。
また何か思い出したら書いてほしいです




609 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 09:07:26.51 ID:YBrTwNGG [3/10]

おはようございます。

なんかレス貰えるのが嬉しくて、昨日記憶の引き出しひっくり返してみた。
あと、スレ独占して迷惑だったら言ってください、すぐのきます。


>>606
姉さんBの部屋のタンスの中身・・・は分かんないな。なんか着物が入ってたらしい。ぎっしり。
とにかくこの家は隙間という隙間にギチギチに物を溜め込むタイプの住人がいたらしくって、
大きい家だし収納する場所もいっぱい作ってあったにも関わらず、私物を何も入れられなかった思い出が。
古いマットレスやら、古い組布団やら、タオルやシーツがとにかくびっしり納戸や押入れに詰まってる。
あとスプーンやら皿やらが、いったい何世帯分なのか分からないくらい出てきてた。

たぶん、住んでたおばあちゃんが捨てられない人だったんだろうね。
家主の許可もらってちょっとは捨てさせて貰ったけど、あまり気持ちのいいもんじゃなかった。
引き出しいっぱいのスプーンとか。

>>607
築50年くらい?だったかな?梁も太かったし、それなりにお金をかけた家だったみたい。
農家の家にありがちな、障子が漆塗りで雪見窓になってたり、随所に粋な場所があった。
玄関がすごい広くて、軽自動車2台分くらいの三和土がある。そんで8畳くらいの玄関。
正直、玄関が一番立派だった。奥に行くにつれて貧相な建材になる、って感じ。



610 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 09:43:22.48 ID:YBrTwNGG [4/10]

・専門学校に行きながら、その系統の内職をもらって仕事して生活してた。
多分毎月5万円くらいで生きてた。

ある日、締め切りが近い仕事があったので早起きして、カメムシスプレーして、
大リーグのイチローの打席見ながら仕事しようとTVつけたらNYのビルに飛行機が突っ込んでた。
時代としてはその頃。
7時頃に起きてきた姉さん達に「世の中はすごいことになってるよ!」って言いながら味噌汁注いで朝ごはん食べたなー。

・姉さんAの話だと、「一緒に住んでたおばあさん」はたまに日中出てきてたらしくて、
掃除した場所から「ようく綺麗にしてあるねえ」って喜んでる声が聞こえてたから悪い人じゃなかったんだって。
で、それって近所の(生きてる)おばあちゃんじゃないの?って聞いたら、そうじゃない、と。
私もこの話は半信半疑だからふぅん、で流したんだけど、まぁ害がなかったしいいよね、という三人の結論。

・女三人で住んでたけど目立った喧嘩とかはなかった。
基本、皆あんまり繊細な人間じゃなかったし、そもそも繊細だったらあの家には住めなかったと思う。
あと年長の姉さんAが何事も気にしないタイプの姐御肌、姉さんBがしっかり者だったのも良かったんだと思う。
あの頃、血縁関係のない集団生活のコツを掴んだおかげで、いま現在あんま旦那にカリカリしない。
期待せずにマイペースに暮らすのが一番お互いが楽だと知った。



611 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 10:05:13.00 ID:YBrTwNGG [5/10]

縁側から外を眺めると、ずっと下に川が見えて、その対岸に棚田があって、畑になってる。
そこに近所のおばあちゃんが畑を作っていて、いろいろな作物を育ててた。
「おはようございまーーーす」と声をかけると、鍬を持ち上げて挨拶を返してくれる。
大きなサトイモの葉っぱを振ってくれたり。
たまに暇なときに草取りを手伝ったりした。羊羹を分けてくれて、畦に座って二人で食べたり。

娘みたいに思える、と言ってくれて嬉しかった。
あのおばあちゃんもう亡くなったんだろうな。

読んでくれてありがとう。久々に懐かしい気分になれた。



620 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 12:30:38.79 ID:TY7/GJah [2/2]

>>607ですがレスありがとうございます
古いけれど洒落たお家だったんですね
里芋の葉っぱ振ってくれるおばあちゃん可愛い!




622 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 12:38:43.99 ID:ILhA5aT/

>>602
昔の鍋は、使ってると穴が開いてくるので、修理して使ったりしてたけど、
それでもダメになった鍋を捨てて、蓋だけ残ったんだと思う。

セットで捨てろ!っていう話もあるけど、落し蓋に使ったりも出来るし、
金属が高価な物っていう感覚もあって捨てられなかったんだろうね。


ゴミゴミした都会に住んでると、棚田のおばあちゃんの話とか聞くと、涙が出てくる
俺の住んでる所は確かに便利だけど、本当に人の住むところなんだろうか・・・




623 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 13:00:26.96 ID:YBrTwNGG [10/10]

>>620
そうです。柱とかも立派でした。豪華な欄間もあったな確か。
ただやっぱ経年劣化で畳はたわんでたし、床板割れてたし、土塀は崩れてたし。
直し直しで住んでました。網戸買って窓に嵌めたり。

おばあちゃんは、娘も息子も孫も町に住んでるから、と一人暮らししてました。
ひとりは寂しいけど、街で暮らすのは嫌だと。

>>622
なるほど!!!あの大量のフタの意味が分かりました!そういうことだったのか・・・!!

私も今は山も海もない街の真ん中に住んでるので、たまにあの山の生活が懐かしく思う時があります。
ホタルがいて、ホタルブクロの花に入れて光らせるとランプみたいに見えるとか。鳥の声で起きる朝とか。
思い出すのは綺麗なものばかりで、苦労したことはもう笑い話なんだよね。
ただ、まぁ山は虫の住むところで、殺虫剤片手にワアワア言ってると住めないところだとは思います。
多分もう私も無理。


まだなんかおもしろい話ってあったっけかー・・・といろいろ記憶を掘ってはみるんですが、
出てくる話が全部虫がらみっていうか、むしろ虫関係しか覚えてない。

なんか住み始めて最初の頃は、私も姉さんズも相応に乙女チックな?夢を抱えてて
せっかく庭があるんだからガーデニングがしてみたいワー、とか言ってハーブの種を購入してみたりするんですよ。

でも毎日毎日カメムシやら長虫やらと格闘しなきゃいけない生活してると、
は?ハーブ?けっ・・・やかましいわ!みたいな心境にだんだんなってくる。
乙女では山で暮らせないという現実を知るわけです。

結果ハーブの代わりに植わるのは、ミョウガとかネギとか実用性の高い植物ばかりになる。
女三人も住んでるのに。

すると、それを家主のおばちゃんが見て「庭がさみしいわよー」と合間合間に仏壇に飾る系の花を植えていくんです。
菊とかグラジオラス?とかなんかそういう華々しいやつを大量に。

最終的にどういう庭になるかというと、
オネギやらミョウガやらの間に仏菊が咲き乱れ、幾多のカメムシ塚に囲まれた、実に合理的な庭が出来上がる。



634 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/24(水) 08:05:58.29 ID:YW0Kr9ZE [2/8]

そんな殺伐とした庭でも、たまには何か「若さ」みたいなものが欲しくなるんです。
住んでると。
三人のなかの誰か一人がある日発作的に「バカンス的な何か」を求めたりする。

するとカメムシ塚だらけのスーパーみたいな庭に突然ビーチパラソルが立ったりして、急にそこだけ妄想グアム。
ビニールプールも出して、女三人でキャーキャー水遊びとかしてました。
わざわざ水着着て、グラサンかけて。



635 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/24(水) 08:31:53.72 ID:YW0Kr9ZE [3/8]

姉さんAに、あそこに住んでて印象に残ってることは何かあるか、と聞いてみました。
そしたら、蟻ケーキ、ネズミスリッパ、アルミサッシで蛇脱皮話、とかもうホント散々でした・・・。
全部そっち系・・・。


そんななかで和み系なやつは、ホットサンドの話。
姉さんAが仕事(※山に移住時点で専門学校は卒業して就職してた)から昼食を摂りに帰ってきたとき、
ヒーヒー言いながら15メートルの坂を登って「あーラーメンでも作るかなーお腹へったー」なんて考えていたら、
登りきった先に猫の寝そべる縁側が見えて、
そこで私と姉さんBがホットサンドを焼きながら「あーおかえりー」と出迎えてくれた、と。

タンポポやら春の小花が道の脇にいっぱい咲いてて、日差しがポカポカしてて爽やかで、
空腹で疲れて帰ってきたら、庭先でチーズやらハムがいっぱい入った熱々のホットサンドとコーヒー作って二人が待っててくれたのが本当に嬉しかった、と。
私あのとき本当に「幸せだなー」って思えたのよ、と姉さんAが言ってました。

そういえば、そんなこともあったかもしれない。そんな話。



637 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/24(水) 09:06:55.39 ID:YW0Kr9ZE [4/8]

あ、補足としては

・蟻ケーキの話
姉さんBが車の中に貰ったケーキを置いたままにして家に帰って(過酷坂を登るのにほかの荷物で両手が塞がっていた)
夕飯後、食べようと持ち帰って箱開けて三人で覗き込んだら、ケーキが蟻で真っ黒だった。絶叫。


・ネズミスリッパ
飼ってた猫がとにかく獲物をとってくる。小動物から巨大バッタから銜えられるものなら何でも。
あんまり獲ってくるから獲ってきたら家に入れないことにした。←しばらくして口にくわえてないことを確認したら入れる。

そんなことをしてたら猫も学習したらしく、獲物を見せる前にいろんなとこに隠すようになった。
植木鉢の隅とか死角に置いたり。
ある日、姉さんAがスリッパ履いたら中にネズミがつまっててた。絶叫。


・アルミサッシで蛇が脱皮
玄関のドアがアルミサッシだった。
朝、姉さんAが仕事に行こうと開けようとしたら、下のレール?の切れたとこ?で巨大な蛇が皮を引っ掛けて脱皮するのに使ってた。絶叫。



642 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/24(水) 09:55:06.95 ID:YW0Kr9ZE [6/8]

家主のおばちゃんも川向こうの棚田で畑を作っていて、そこで育てた作物や花をどんどんくれた。
花を作るのが趣味だと言っていて、百合やら菊やら惜しげも無く一抱えも持ってきてくれる。

ただ三人とも生ける花器を持ってなかったので、
しばらくは色気も何もなくバケツに突っ込んで飾ってた。
そのうち生活が落ち着いてくると、洒落っ気も出てきてこれじゃいかん、となった。
いくらなんでも女三人住んでてバケツはない、と。


蔵の中をいろいろ見てみると、古めかしい臼があって、これはいい!と玄関に引きずってきた。
 ※餅をつくやつ。餅を入れるほうのやつです。
長年使ってなかったので乾燥で縦に大きく割れていて、水を入れてもジャージャー漏れてくる。
これを家主のおばちゃんに許可をもらって、花を生けることにした。

重量もあるので、どんなに大きな花を立てても全くグラつかないし、いくらでも生けられた。
おばちゃんがどこかから切ってきた山桜を枝ごと入れたりして、まさに古民家、って感じで素敵だった。

おばちゃんもやった花を綺麗に生けてくれるのが嬉しかったらしくて
(主に花を生けてた姉さんBは、着物が着れたりお茶を習っていたりして風流人だった)
私たちにくれる為だけに山に分け行って、季節の花をとってきてくれたりした。ありがたや。


そんなある日、おばちゃんが背丈ほどもあるマタタビの枝をくれた。なんか花が咲いたとかで。
地味だったけど清楚な花が咲いていて、早速玄関上がりの臼に飾った。

枝の張り出し具合とか、裾の混み具合だろかを見てるうちに、猫が帰ってきた。
ちなみに2匹いた。姉さんAの猫・チョビ(チョビ髭)と、私の猫・菅原グンタ(硬派)

2匹とも揃って帰ってきて、一直線にマタタビの下へ。
しばらく、ふんふんふん、と葉っぱの匂いを嗅いでいた。
でも数秒後、いきなりバターーーーーーン!!!と二匹同時に横倒しに倒れた。
手足をつっぱらせて、吉本新喜劇みたいな感じで左側に同時にパターン!と。
見てたこっちがえっ!!?えっえええーー!!?って動けないでいるうちに、猫が「んっふっふっふっふ」と笑い出した。



643 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/04/24(水) 10:01:23.50 ID:YW0Kr9ZE [7/8]

・・・・えっ猫って笑うっけ!!?って驚愕してるあいだに、猫がどんどん変になる。
なんか手足をつっぱらせてたと思ったら、いきなり立ち上がって、酔の回った駅前のオッサンみたいに臼にしなだれかかって、
また「んっふっふっふっふ」と笑い出す。
なんか今書くと嘘っぽいけど、まじで美輪さんみたいに笑ってた。
そんで、臼に生けてあるマタタビの葉っぱをうっとり眺めて、まさかの失禁までしてた。

猫にマタタビ超怖い、という話。


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